ゆっくり長く
由布暮らし
3月5日(日)、春うららかな日差しのなか、ゆのひらんプロジェクト設立総会および由布市との協定締結式が行われました。
少子高齢化、コロナ禍で失われた人と人の交流、日本を取り巻く大きな課題と併せて、湯平は令和2年の豪雨災害で大打撃を受けました。今こそ湯平住民が一丸となって乗り越えようと湯平区の会議において、今後災害復旧・復興も含めて10年後20年後を見据えた地域づくりを行っていくため、まちづくり協議会の体制づくりを考えていくこととなりました。
昨年より”ゆのひらんプロジェクト(湯平まちづくり協議会)設立準備会”にて、どうしたらみんなが安心していきいきと暮らせる湯平になるだろう?と元気な湯平になるためのまちづくりについて考えてきました。
「新しい組織を作ったら、大変になるんじゃないか?」
「本当に湯平にまちづくり協議会は必要なの?」
という声も挙がりました。
湯平は多くの団体がありそれぞれがいろんな役割を持っていることから『地域の中で情報共有ができていない』という湯平の課題も見えてきました。
ならば『湯平らしい組織作りをしよう』と各団体の代表者が集まって会議を行い情報共有できる体制づくりをし、トップダウンのピラミッド型の組織ではなくフラットで全員参加型の体制で「自分たちの課題を自分たちで解決法を考えよう」と昨年8月にゆのひらんプロジェクト(まちづくり協議会設立準備会)がスタートしました。
湯平住民へのアンケートも行い、皆さまからの声をもとに「地域計画書」=コンセプトブックを策定しました。 これから、この「地域計画書」を元に湯平の皆さんが主役となって”わかりやすい・参加しやすい・意見を言いやすい”をモットーに、住民全員を乗せたゆのひらんプロジェクト母艦は「暮らしの仕組み」・「人と人との交流」・「情報共有」を活動の柱に自分たちの課題を解決するためにみんなで考え、これからもずっと住み続けられる湯平を目指して湯平の暮らしを再編集していきます。
湯平暮らしの再編集コンセプト
湯平「1区」・「2区」・「3区」と特色ある地域性を活かしつつ、湯平地域の情報を共有することで、 湯平の暮らしの向上と既存組織の課題を調整し、そこから新たな取り組みが生まれていくこと。
私は昨年8月に着任したので、実際に被災した当時の湯平を知らず「地域おこし」とかいっても、おこがましいと思っています。 ですので外から見た湯平の価値を再発見するきっかけや、湯平がちょっと元気になるきっかけづくりが出来れば嬉しいなと思います。これから一歩一歩出来ることから湯平の皆さんと一緒に取り組み、本当の意味での湯平復興の時を迎えたいと思います。
C.O
2022年にUターンし同年8月から湯平地域おこし協力隊に着任。湯布院振興局地域振興課所属。温泉、自然、海の幸・山の幸を食べること、寅さんが好き。
■Instagram https://www.instagram.com/yunohiranp/